鮒寿司作りは1年をかけて行います。極寒の1月〜3月に卵をしっかりと蓄えた鮒を捕獲し、ウロコと内臓と浮き袋を取り除きます。そこに塩を詰めて鮒と塩を交互に重ねるようにして樽に入れ、重石をして3ヶ月〜4ヶ月。この鮒を塩切り鮒といい、土用の頃、鮒を取り出し水洗いし、今度はご飯と鮒を交互に樽に漬け込み保管します。これを「本漬け」といいます。年末から年始になり、食べ頃を迎えた鮒寿司を薄く切り、きれいに皿に並べて年始客をもてなします。各集落の行事には持ち寄り味比べをしたり、結婚すると里から嫁ぎ先へのお土産にも重宝されています。いにしえから湖国に伝わる琵琶湖の名産「鮒寿司」の熟成の味を、これからも守り伝えていきたいと考えております。 店主 辻澤 茂男
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